温泉旅館の選び方

源泉の温度が高くて、これをどう適温にするかは悩ましいところです。

逆に低い場合は、加温すればいいので、問題はありません。

適温にする方法としては、加水か熱交換器を利用することとなりますが、一長一短があります。

加水の場合、加水する水が水道水なのか井戸水(地下水)なのかの違いはありますが、イメージ的な問題は残ります。

私が実際に泊まった温泉旅館で次のケースがありました。

①源泉の温度が高いにも関わらず、そのままかけ流していたケース

 ⇒あまりにも熱くてつかることができませんでした。

  湯量が豊富なのですが、それをさますのに大量の水道水が必要になるため、そのま

  まにしていたと考えられます。

②源泉の温度は高いが、加水せずに適温に調整できていたケース

 ⇒その旅館ではこれまでは水道水を加水し、調整していたものをある装置を使い、加

  水することなく適温にしていました。

  水道水を加水して調整していた時は水道代がかなりかかっていたのに、その装置を

  導入した後は、設備投資をすぐに回収できただけではなく、文字通り、源泉かけ流

  しを実現できたという旅館がございました。

  その装置の仕組みはいたって、シンプルでメンテナンスもそれほどかからないとい

  う秀逸な仕組みでした。